「レピテーション」を意識するだけで
グッとお部屋がまとまる。素敵になる。
こんにちは。
Re:CENO TOKYOのエガミです。
まだまだ暑い毎日ですが、
店頭では、少しずつ
秋仕様のアイテムが増えています。
秋に向けて、そろそろ模様替えをしようかな~と、
ご相談に来てくださるお客さまも増えました。
そんな中、お客さまとお話をさせて頂く中で、
よく話題になるのが、こちら。
「お部屋がゴチャゴチャして、まとまらない。」
「この家具だけ、浮いているかも。」
「家具の木の色は、やっぱり合わせた方がいいの?」
今回のWebマガジンでは、
そんなお悩みを解決できちゃう
ちょっとしたコツをご紹介します。
家具の色が違っても、まとまりのある空間を作る方法がある。
例えば、こんな時。
「今使っているテーブルに合うソファ―を
探しているけれど、気に入ったデザインの
ソファ―だと木枠の色がちょっと違う...!」
もちろん、木の色が同じ方が
お部屋全体がまとまりやすく、
コーディネートしやすいのは間違いありません。
けれど、同じシリーズの商品でない限り、
木の色をピッタリ合わせることって
なかなか難しいですよね。
実際に、東京店のコーディネートでも
木の色が違う家具どうしを合わせている
パターンはよくあるんです。
そんな時、お部屋の空間を
統一感のある、グッとまとまった印象にさせる
ために、とある方法を使っています。
それが、色のレピテーション
というテクニックです。
「レピテーション」って何?
レピテーションとは、
繰り返し・リピートという意味です。
簡単に説明すると、
2色以上の統一感のない色を一定のリズムで
繰り返すことで、調和感を与える技です。
今回は、東京店で展示している
Re:CENOオリジナルの収納家具「R.U.S」を
使ってご説明します。
ユニットシェルフ本体の木の色は、
ナチュラルカラーです。
そこにキッチン用品をはじめとした
小物アイテムを置いていますが、
この時に使っているのが、レピテーションです。
まず、フレームのホワイトカラーに合わせて、
鍋やマグカップ、オーブントースターなどの
小物・家電にもホワイトカラーのアイテムを選び、
全体的な調和を与えています。
照明もホワイトカラーですね。
続いて、ユニットシェルフの棚と
同じ素材感である木を使った、
違う色の小物アイテムを
同じ空間に置きたいときに、
大活躍するのが、レピテーションです。
特に、同じ素材感のものだと、
ひとつだけ違う色のものが来たとき、
その部分だけ、浮いてしまいがち。
例えば、こちらのキャニスターは、
蓋がブラウンカラー。
この狭い一枠の中で、同じブラウンカラーの
アイテムを2つ以上配置します。
そして、別の棚でも、
同じブラウンカラーのチボリオーディオを置きます。
また、違う段の棚上にも、
ナチュラルカラーより濃い目の収納カゴを置いたり、
広い範囲に、ブラウンカラーのアイテムを
繰り返し散りばめます。
そうすることで、全体的に調和された
統一感のあるコーディネートが完成しました。
狭いお部屋の応用編!
アラログかごを置こう。
例えば、こちらのコーディネート。
基本的に、ブラウンカラーの家具で
まとまっていますが、
サイドテーブルだけがナチュラルカラーで、
少し浮いた印象になりそうです。
けれど、お部屋のスペースにも限りがあるため、
ナチュラルの家具を増やすわけにもいかない。
そんなとき、おすすめなのが、
アラログの小物アイテムを取り入れること。
アラログは、ブラウンとナチュラルの色味が
絶妙に混ざりあった素材感のため、
2色の繋ぎのような役割を果たしてくれます。
その結果、たったひとつのカゴで、
レピテーション効果を発揮してくれます。
ちょっとしたコツを知るだけで、
誰でも簡単に、まとまりのある空間を作ることができます。
いかがでしたでしょうか。
レピテーション効果を使うだけで、
簡単に、お部屋のコーディネートが
組みやすくなります。
私自身、このお仕事を始めたばかりの時は、
インテリアはセンスの部分が大きいんだろうなぁと
落ち込むこともよくありました。
ですが、コツや法則を知るだけで、
だれでも簡単にまとまりのあるコーディネートを
作ることができます。
お部屋づくりに悩んだら、
ぜひ、今回のレピテーション効果を
活用してみてください。
それでは、また次回お会いしましょう!