ソファーの座面は交換できる? 買い替え以外でできる方法
こんにちは。
Re:CENO KYOTOの宮崎です。
今回は、今お使いのソファーを
「丸ごと買い替える」以外の手段で、
快適に使い続けるための選択肢をご紹介します。
現在、使用しているソファー。
家に届いた日から今日まで、
大切に使ってはきたけれど、カバーは擦り切れ、
座面はヘタって、座り心地も悪くなってきた。
「そろそろ買い替えのタイミングかな~。」と
残念に思われている方。
摩耗し擦り切れたカバーや、ヘタって座り心地の
悪くなった座面のみを交換することで、
これからも快適に使い続けることができます。
愛着を持って使用してきたソファーを、
まだこれからも使い続けたいという方は、
ぜひ、参考にしていただけますと幸いです。
ソファーの座面やカバーは交換できる?
ソファーは、「カバーや座面を交換すること」で
より長く使うことができます。
カバーや座面は使用していく中で、
次第に摩耗や劣化が生じ、
その変化は見た目にも現れてきます。
丈夫なフレームに比べて、日々の生活で
直接的に負荷がかかるカバーや座面は、
劣化のスピードが比較的速いパーツでもあります。
そのため、まだフレームは使える状態でも、
カバーの劣化や座面のヘタリが気になり、
ソファー全体を買い替えるといったケースが
少なくありません。
種類別でみたカバーの寿命は、以下の通りです。
- 合皮 4~5年
- ファブリック 6~8年
- 本皮 8~10年
また、座面部分は約5~8年で
気になるヘタリが生じてきます。
そんなタイミングがやってきたとき、
カバーや座面を交換することができれば、
ソファー全体を買い替えずとも、
本来の快適な状態で使用し続けることができます。
ですが、カバーが着脱式でなかったり、
座面とフレームが一体になっていたりと、
全てのソファーで、カバーや座面が
交換できるわけではないため、注意が必要です。
この点も踏まえて、これからソファーの
購入を検討されている方は、
ぜひ、購入前にこちらの記事をご覧いただき、
長く愛用できるソファーを選びましょう。
ソファーは何年で買い替える?
寿命が長い1台を選ぶコツをご紹介します。
ソファーの座面をへたらせない、長持ちさせるためのコツ
ここまで、ヘタって座り心地の悪くなった座面は、
交換することで長く快適に使うことができると
お伝えしてきました。
ここでは、日々の生活でかかる負荷を軽減し、
ヘタリによる座面交換のタイミングを、
少しでも遅らせる方法をご紹介していきます。
店頭でも、一番心配される方が多い座面部分の
「ヘタリ」ですが、日々の簡単なメンテナンスで
ヘタるスピードは、格段に変わってきます。
まずは、「ヘタリ」と「型崩れ」の違いを、
正確に理解することが重要です。
ヘタリと型崩れの違い。正しい日々のメンテナンスとは?
まず、座面には先ほど述べた通り、
約5~8年といった交換のタイミングがあります。
これは、座面に「ヘタリ」が生じたことで、
本来の座り心地を再現できなくなってしまった
タイミングのことを指します。
「ヘタリ」は、クッションの中材が劣化して
起こるため、メンテナンスを行なっても
元の状態に戻すことができません。
これに対し、「型崩れ」は、
座った際の負荷により、クッションの中材が偏り、
一時的に形状が崩れてしまっている状態
を指します。
枕などの寝具をイメージいただくと
分かりやすいです。
枕は朝起きた際、ビーズや羽毛などの中材が
頭を置いていた中央から上下左右に移動し、
頭の形にあわせて凹んだ状態になっています。
これが「型崩れ」です。
型崩れは、メンテナンスによって
元の状態に戻すことができます。
枕もバフバフと空気を入れたり、
四方から押しつぶすことで、元の形状に戻ります。
日常生活の中で、朝起きてベッド周りを
整えることは当たり前になっていますが、
ソファーを整えるといったイメージは、
なかなかつきにくい方が多いです。
ですが、ソファーもベッド同様に、
簡単にメンナンスし、整えることができます。
詳しいメンテナス方法は、
こちらの記事からご覧ください。
快適な座り心地が続く!「へたり」を予防するソファーのお手入れ方法
座面部分が型崩れしている状態
正しくメンテナンスを行うことは、
本来の座り心地や見た目を再現するだけでなく、
「ヘタリ予防」としても効果があります。
1分ほどでできる簡単なメンテナンスなので、
ぜひ、習慣にしていただけると嬉しいです。
購入時は、へたりの少ない座面を選びましょう。
これからソファーの購入を検討されている方は、
座面がヘタリにくいソファーを選ぶことで、
より長く使い続けることができます。
ヘタリにくい座面を選ぶためには、
座面の中材を確認しましょう。
座面の種類は、
中材の違いで大きく2つに分けられます。
- フェザークッション
- ウレタンクッション
フェザークッションは、フェザーといわれる
小さな羽がたくさん使われており、座った際
羽のなかに含まれていた空気が抜けることで、
ふんわり柔らかな座り心地を実現します。
ですが、空気が抜け、羽が四隅によることで
先ほど述べた「型崩れ」が生じる特徴があります。
この型崩れを、正しくメンテナンスすることで、
フェザークッションは、長く使うことができます。
これに対し、ウレタンクッションは
中材がスポンジ状のウレタンを使用しているため、
型崩れが起きにくいといった特徴があります。
寝具でいうと、枕や羽毛布団は
フェザークッション、マットレスは
ウレタンクッションといったイメージです。
ですが、このウレタンクッションが、
「型崩れしにくい=ヘタリにくい」
といったわけではありません。
ウレタンクッションの場合、
ウレタンに含まれている気泡部分から、
徐々にヘタリが生じていきます。
そのため、座る位置を定期的に変えることが
ヘタリを予防する方法となります。
これはフェザークッションにも、効果的です。
ですが、人が無意識に座る場所は同じため、
意識的に変える必要があります。
意識的に変えるといっても、疲れて帰ってきて
「昨日はここに座ったから、今日はこっちに座ろう。」
なんて考えられませんよね。
そのため、定期的に座面自体を前後入れ替えたり、
裏表ひっくり返したりして使うことがおすすめです。
そこで、裏表ひっくり返して使えるかどうかも、
ヘタリの少ない座面選びのポイントとなります。
フェザークッションでも、片面にだけ羽毛が
入っているクッションもあるため、
購入時には、ぜひ確認しましょう。
単純に裏表ひっくり返して使えるかどうかで、
座面の寿命は2倍変わります。
細かな部分ですが、長く使える重要なポイントです。
また、ウレタンは種類によっても、
ヘタリにくさが大きく異なります。
Re:CENO product|ソファーセット Cタイプ culum unit sofa/BR
例えば、リセノオリジナルの「culum unit sofa」は、
特殊なウレタンを使用しており、
通常のウレタンクッションに比べて
格段にヘタリにくい設計となっています。
「culum unit sofa」に使われているウレタンの秘密は、
ぜひ一度こちらの記事をご覧ください。
カウチソファ「culum unit sofa」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。
また、座面だけでなく、
カバーも正しくメンテナンスすることで
長く清潔にお使いいただけます。
Re:CENO productのカバーは洗える?生地に合ったお手入れ方法をご紹介します。
リセノのソファーは、長く使い続けられる工夫が詰まっています。
ここまで、買い替え以外で、
ソファーを長く使い続けることができる
交換とメンテナンスといった方法を
ご紹介してきました。
リセノでは、この「交換できる」といった
ポイントを抑えつつ、ソファーをより長く
ご愛用いただくために、3つの工夫をしています。
- カバーが着脱式で買い替え可能
- 座面、背面クッションが単体購入可能
- ライフスタイルの変化を考えた設計
ここまでお伝えしてきた通り、
カバーとクッションがそれぞれ交換できると
いった部分は、長く使い続けるために、
欠かせないポイントです。
また、カバーやクッションの劣化とともに、
買い替えを検討するタイミングとして、
ライフスタイルの変化が挙げられます。
例えば、一人暮らしから
・結婚して広いお部屋に引っ越した
・子供が生まれて家族が増えた
など、ライフスタイルは
人それぞれ変化していきます。
リセノでは、そんな生活の変化も想定した
ソファーをご提案しています。
ライフスタイルの変化を考えた設計について
ソファーの商品詳細や企画経緯等は、
ぜひ、こちらの記事を合わせてご覧ください。
組み合わせ自由なユニットソファーで、理想のお部屋づくりを目指しましょう。
ローソファー「culum low sofa」の企画経緯とコンセプト設計についてお話します。
ソファーは座面を交換することで、長く使うことができます。
今回ご紹介したように、
ソファーは、劣化しても丸ごと買い替えず、
パーツのみを交換することが可能です。
それでは本日のおさらいです。
- ソファーは、カバーと座面を交換して長く使いましょう。
- 日々の正しいメンテナンスで、交換のタイミングを遅らせましょう。
- 購入時は、カバーと座面が交換できるソファーを選びましょう。
ソファーは、長く愛着を持って使えば使うほど、
趣深さが増し、素材本来の持つ味わいを
楽しむことができます。
ぜひ今回の内容を参考に、少しでも長く
ご愛用いただければ、嬉しく思います。
それでは、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。