へたらないソファーの選び方と
おすすめ商品をご紹介します。
こんにちは。お客様係の森田です。
インテリアの主役とも呼べるソファー。
家具選びを行う上で、その後のテイストを決める
重要なアイテムでもあります。
現在では、デザインや座り心地、機能性など、
他のブランドを含め様々な商品が展開されています。
そのため、「どれを選べばいいか分からない...」
という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回のテーマは、 長くご愛用いただける
「へたりにくいソファー」として、
おすすめの商品と選び方を解説していきます。
へたりにくいソファーとは? 素材の違いを解説
ソファーのへたりとは、長年の使用や劣化により
クッションが型崩れして、
座った跡が元に戻らない状態を意味します。
ソファーに座る上で、
座り心地の変化は避けられない部分でもあります。
しかし、クッションの素材によって、
へたりの感じ方は大きく異なってきます。
ソファーのクッション材として
主に使用されるのは次の3つです。
- ウレタン
- フェザー
- コイル
それぞれの素材について、
順に解説していきます。
① ウレタン
まずはウレタンについて。
ウレタンとは、簡単にいうと
高密度のスポンジのような素材です。
化学性の樹脂を発砲させることで、
弾力があり、滑らかな座り心地を
再現することができます。
座り心地としては固めのものが多く、
体が沈み込むことなく、
立ち座りがしやすい特徴がございます。
一方、作り方によって大きな質の違いがあり、
固めの座り心地や、へたりにくさをお求めの際は、
モールドウレタンをおすすめします。
モールドウレタンとは?
耐久性に優れた、高密度のウレタン。
長くく変わらない座り心地を維持することができる素材です。
モールドウレタンとは? スラブウレタンとの違いやメリットを解説
ソファーをご検討の際の比較として、
ぜひどのようなウレタンを使用しているのか、
チェックしてみてください。
自分の暮らしにフィットする?
「硬いソファー」のメリットと、注意点をご紹介します。
② フェザー
次に、フェザーについてご説明します。
ソファーに使用されるフェザーとは、
水鳥の羽根のことを指し、
包み込まれるようなふっくら感が魅力です。
徐々に体のラインに合わせて沈み、
ラフな姿勢でくつろぐことができます。
一方で、その柔らかさから、
「他の素材に比べてへたりやすいのでは?」
といったお声をいただくこともございます。
確かにフェザーは、
体のラインにあわせて、クッションが変形しやすい
素材ではありますが、
簡単なメンテナンスで修復が可能です。
メンテナンスについては、
後ほど詳しく解説していきます。
【動画】フェザーとスモールフェザーの比較
③ コイル
最後にコイルについてご紹介します。
コイルとは、金属のバネのことを指します。
主にマットレスに使用されることが多く、
厚みのある座面と、弾力のある座り心地が
他にはない特徴です。
へたりにくいおすすめソファー3選
リセノでは、主にウレタンとフェザーを使用している
ソファーを展開しています。
2つの素材が持つ特性を活かした、
へたりにくいソファーを3点ご紹介いたします。
① NOANA
北欧家具のような
上質な趣を感じるNOANAソファー。
フェザーをふんだんに使用しており、
座ったときに、バフッとフェザーが体を包み込み、
柔らかく受け止めてくれます。
また、フェザーだけでは
柔らかくなりすぎてしまうため、
固さの違うウレタンを合わせて使用しています。
ウレタンによって、立ち座りのしやすい
程よい硬さが生まれ、
当店でも人気の高いソファーです。
【わたしの愛用品】
NOANAソファー愛用スタッフが、リアルな声をお届けします。
② AGRA
その名前の通り、「あぐらがかける」を
コンセプトにしたソファー。
シングルベッドとほぼ同サイズとなる
100cmの奥行きと、背もたれ替わりの
大きなクッションによって、
様々な姿勢でのくつろぎが叶います。
先ほど紹介したNOANAと同様に、
ウレタンとフェザーを、ミックスした
座り心地となっています。
また、背面のクッションは
フェザーとシリコンフィルの混合仕様となります。
シリコンフィルとは
羽毛の柔らかさを再現した化学繊維。
耐久性や持続性に優れ、底つき感のない弾力が特徴。
体全体がうずもれる感覚と、
適度な反発力が、
他のソファーにはない魅力です。
【わたしの愛用品】30代子育て世帯が選んだ「AGRAソファー Aセット」の魅力とは?
③ culum
最後に紹介するのがculumソファー。
クッションについたボタンのようなデザインが、
柔らかく、かわいらしい印象を与えます。
一方で座り心地はしっかりと硬め。
座面には、ウレタン素材の解説の際にお伝えした
モールドウレタンを使用しています。
体を預けつつも、沈み込みは少なく、
長時間座っても疲れにくい
芯のある硬さが特徴的です。
また、奥行や座面の高さなど、
平均的なソファーよりコンパクトな作りなため、
食事や作業のスペースとして
ご利用いただくことも可能です。
【わたしの愛用品】コンパクトなリビングダイニングでも感じられる充足感「culum ダイニング」
フェザーソファーの復元方法
ソファーの素材として、
ウレタンとフェザーが多く使用されていることを
ご確認いただけたかと思います。
そして、素材の解説で少し触れた
「フェザーはすぐへたるのでは?」と
ご懸念されるお声について。
フェザーは適切なメンテナンスを
行うことで、長くご愛用いただけるような
座り心地を維持することができます。
ここからは、フェザーに対する
へたりやすさのイメージを変えるため、
メンテナンス方法についてご紹介いたします。
① クッションに空気を送り込む
フェザーの特性として、
徐々に体に合わせて柔らかく沈みこむため、
クタッとした座りジワができることがあります。
これは、クッションがへたっているのではなく、
一時的に空気が抜けている状態となります。
そこで、クッションの中に
再び空気を送り込むことで、
ボリューム感を復活させることができます。
【動画】フェザークッションのお手入れ方法をご紹介します。
② 向きの入れ替え
ソファーに座っていると、なんとなくいつも同じ場所に
座ってしまう方は、多いかと思います。
一箇所にだけ、負荷がかかりすぎると、
それだけ沈み込んでしまったり、
他のクッションとのボリュームの差を
感じてしまいます。
そこで、定期的にクッションの向きを
入れ替えてみましょう。
180°向きを回転させたり、
NOANAやAGRAは、クッションの表裏がないため、
裏返して使用することで
負荷を分散することができます。
フェザーソファーとは、どんなソファー? メリット・デメリットを解説します。
③ パーツ販売
日々のメンテナンスで
長くご愛用いただくことは可能ですが、
やはりクッションは消耗品となります。
長年のご使用で、当初より柔らかさを感じてきたら、
リセノではクッションのみの
パーツ販売も行っております。
へたりの気になる部分だけ
買い替えることで、
より愛着を持ってご使用いただけます。
ソファーの汚れが気になる方へ。
カバー・パーツを1個単位でお求めいただけるようになりました。
生活にあわせて、長く愛用できるソファーを選びましょう。
それでは、今回のおさらいです。
ソファーの素材には主に
- ウレタン
- フェザー
- コイル
が使用されています。
へたりにいソファーを選ぶ際は、
- 復元性の高いフェザーをふんだんに入っている。
- ウレタンは、質の高い「モールドウレタン」を使用している。
- クッションのみなど、パーツ販売を行っている。
上記のポイントをご参考に、
長くご愛用いただけるソファーを
見つけてみてください。
【動画】リセノソファーの選び方。
NOANA/culum/AGRAの愛用者レビュー|座談会