10畳以下の狭いリビングダイニングで
気をつけたいレイアウトの注意点
こんにちは。
カスタマーサポートの山崎です。
今回は、狭いリビングダイニングを
「より狭く」見せてしまう可能性がある
テーブル・チェアについてお話します。
一般的に、リビングダイニングが
10畳に満たない間取りでは、
ソファー・ダイニング・収納を置くと
ちょっと狭いかな?と感じるケースがあります。
1LDKのリビングダイニング(9畳)
「ソファーは置かず、大きなダイニングだけにする?」
「両方を兼ねたソファーダイニングにする?」
などの選択肢もありますが、
食事・休息にメリハリをつけるため
どっちも置きたい!とお考えの方も多いです。
今回は、そんな皆さまに向けて
ダイニングテーブル・チェアの
デザイン選びの注意点をお伝えします。
注意点さえ知っていれば、
「圧迫感がありすぎた...くつろげない...」との
失敗は、回避できると思います。
さっそく見ていきましょう!
ソファーを含めた動線・レイアウトの考え方は、こちらの記事で解説しています。
家具の配置にお困りの際は、ぜひお先にご参考ください。
10畳以下の狭いリビングダイニングのレイアウト注意点
私が思う、10畳以下のリビングダイニングで
注意が必要なテーブル・チェアは、次の3つです。
- チェアに肘掛けがある
- チェアの背もたれが高い
- テーブルの脚が太い
いずれも、ダイニングのお買い替えを
ご検討のお客様より「前回は失敗したんですよね」
と、お話いただくことが多い内容です...!
それぞれ、なぜ狭さを感じてしまうのか?
解決方法とセットでご案内します。
① チェアに肘掛けがある
お腹いっぱいになったあと、
肘をついたり、体を預けたり
楽な姿勢で過ごせる肘掛けつきチェア。
くつろぐにはもってこいですが、
ダイニングが限られたスペースの場合
肘掛け部分の見通しが悪く、圧迫感が出やすいです。
肘掛けなしを選ぶと、肘部分で隠れていた
お部屋の見通しが良くなり、
スッキリした印象に変わります。
ダイニングまわりを広く見せたい場合には、
ぜひ肘掛けの無い(または小さい)
チェアを選びましょう。
ちなみに、肘掛けの無いチェアは
体の向きを変えやすく「立つ ⇔ 座る」の動作が
スムーズな点もメリットです。
出入りの際、狭さを感じにくいので
その点でも、限られたスペースに
お勧めしたいチェアです。
② チェアの背もたれが高い
背もたれが100cmに及ぶような
ハイバックチェアは、
デザインにこだわったものが多く
目を引くアクセントになります。
一方で、リビングダイニングが狭い場合には
デザインが想像以上に目立ってしまい
残念ながら、圧迫感につながることも...!
広さの観点からは、できる限り
背もたれが低いチェアをお選びいただくと
視界が抜けて、空間がスッキリして見えます。
さらに言えば「食後はソファーで過ごすし、
背もたれは無くていいかも?」という方は
スツールやベンチをお選びいただくと、
より圧迫感が少ないです。
▲ チェアの場合
▲ ベンチ + スツールの場合
スツールは、ものによっては重ねて収納できたり
ベンチは、横向きに足を伸ばしてくつろげたり
それぞれ利点もあります。
状況によっては、ぜひ候補として
ご検討いただけたらと思います。
スツール 一覧
ベンチ 一覧
③ テーブルの脚が太い
最後の注意ポイントは、テーブルの脚の太さです。
脚が太いテーブルは、重厚感・安定感があり
空間を印象づけるリッチなアイテムなのですが...!
狭いお部屋の場合、重厚感が裏目にでてしまい
空間をより狭く感じさせる場合があります。
テーブルの脚は、先に向かって細くなる
「テーパード」がかかったタイプや、
細いアイアン脚のデザインをお選びいただくと
面積が少ない分、圧迫感も軽減し
空間が広く感じられます。
さらに、上の画像の WIRY のように
「幕板」と呼ばれる天板下の板が無いテーブルだと
一層スッキリした印象です。
天板の仕様や、色、形、サイズに
目が行きがちなテーブルですが、
限られたスペースに設置する際は
ぜひ脚や、幕板に着目してみてください。
注意点を事前に知って、
狭さを感じさせないダイニングスペースを。
いかがでしたか?
それでは、内容をおさらいです。
10畳以下のリビングダイニング選びで
避けておきたい要素は、
- チェアに肘掛けがある
- チェアの背もたれが高い
- テーブルの脚が太い
でした。
いずれも基本的な内容ですが
この3点に気を配っていただくと、
窮屈さを感じないリビングダイニングに近づきます。
ただ、素敵なデザインを前にすると
ついつい、1~3のようなアイテムも
選びたくなるのですよね...!
もしスペースが許せば、1脚は肘掛けありのチェア
その他は、肘掛けなし・ベンチを組み合わせる、
との工夫も1つだと思います。
(7畳のリビングダイニング:商品部しみず宅)
現在のリビングダイニングに
狭さを感じている方や、
これからお部屋づくりを進める方の
ご参考となりましたら嬉しいです。
心地よく過ごせる空間に、近づきますように^^