オーダーカーテンの基本。
注文時に確認すべきポイントをご紹介します。
こんにちは。
Re:CENO KYOTOの宮崎です。
今回のテーマは、「オーダーカーテン」
についてです。
オーダーカーテンと聞くと、ハードルが高く、
手が出しづらいイメージの方も多いと思います。
ですが、簡単なポイントを抑えるだけで、
自身のライフスタイルにあったカーテンを、
注文することができます。
そこで今回は、オーダーカーテンの魅力を
紐解きながら、ご注文の際に抑えるべき
ポイントを解説していきます。
オーダーカーテンとは?
「オーダーカーテン」とは、窓の形状と
大きさに対し、最適なサイズに縫製される
オーダーメイドのカーテンのことです。
これに対し、「既製カーテン」とは、
規格で決められたサイズの中から、
自宅の窓サイズに近いものを選ぶスタイルです。
こちらは、「スーツ」を想像いただくと
わかりやすいかと思います。
店頭にかかっているS、M、L、LLサイズで
作られているものが既製のスーツ。
つまりは、既製カーテン。
これに比べて、ウエストや肩幅、腕の長さと
必要となる様々な部分を測って縫製されるものが、
オーダースーツ、つまりオーダーカーテン。
といったイメージです。
次の章では、それぞれのカーテンの特徴を比較し、
オーダーカーテンをオススメする理由を解説します。
オーダーカーテンをオススメする理由
リネン&コットンカーテン Spring
ここからは、既成カーテンと比較しながら、
オーダーカーテンの魅力を紐解きます。
まず、それぞれのカーテンのメリットをご紹介します。
オーダーカーテンのメリットは
- 窓の大きさに合わせて、1cm単位でオーダーできる。
- 必要な機能をカスタムできる。
- 豊富な種類の生地から、好みに合わせて選ぶことができる。
といった点が挙げられます。
これに比べて、既製カーテンは、
- オーダーカーテンに比べて安価
- お店に在庫があれば、当日持って帰ることができる。
といった点がメリットになります。
ちなみに、「既製カーテン」の相場は、
賃貸などに多い、幅100~200cmで、
5,000~15,000円と言われています。
これと比較し、リセノで取り扱っている
「オーダーカーテン」は、
13,000円~22,000円といった価格帯です。
では、それぞれのメリットを踏まえて、
オーダーカーテンをオススメする理由を3つ
ご紹介していきます。
理由① インテリアが美しく整って見える。
カーテンがピッタリサイズなことで、
インテリアは美しく整って見えます。
ここでも、スーツをイメージしてみましょう。
明日がもし、大事な商談や結婚式だったら、
当日持ち帰られる「既製スーツ」がいいですよね。
ですが、お店にはぴったりサイズのものがなく、
ちょっと袖と裾が長いLサイズか
若干、丈感の足りていないMサイズか。
裾を引きずっているスーツや
丈が足りていないスーツを着ている姿を
イメージしてみてください。
大切な場面、髪型を整えても、
着ているスーツがいまいちだと、
素敵には見えませんよね。
そして、自分自身の気分も上がりません。
ここで、既製品の1番のデメリット。
場合によっては、「ぴったりのサイズが選べない」
といった懸念点が生じてきます。
カーテンは、お部屋の中でも広い範囲を占め、
お部屋の印象を大きく左右するとともに、
毎日、目に入るものです。
ぴったりサイズのカーテンを選ぶことで、
インテリアはより素敵に見えます。
そして、素敵なインテリアは、
あなたの毎日の気分を上げてくれます。
理由② 自分の生活スタイルにあった機能が選べる。
オーダーカーテンのメリット、
「必要な機能をカスタムできる。」は、
自分自身の生活スタイルに合わせて
必要な機能を選べるということです。
生活スタイルや窓向きは、
それぞれ職種や間取りによって異なります。
日中働く方の寝るタイミングは、
夜、日が沈み外から差し込む光がない時間です。
それに比べ、夜勤などの方は、
日が登り、日差しが差し込む昼間の時間に
眠りにつくといった生活スタイルになります。
夜勤の方が、遮光裏地のないカーテンを選ぶと、
外からの光で、快適な睡眠時間を
確保することができません。
反対に、日勤の方が1級の遮光機能をもつ
カーテンを選んだとします。
そうすると、朝になっても日差しが全く入らず、
お部屋の中は真っ暗で、なかなか目覚めることが
できないなんてことも、あり得ます。
適切な機能をカスタムすることで、
生活リズムも整います。
理由③ インテリアに合わせて、好みのデザインが選べる。
オーダーカーテンは、豊富な生地の中から
お部屋の雰囲気や自分の好みにあわせて
選ぶことができます。
先程もお伝えしましたが、
カーテンはお部屋の中でも広い範囲を占め、
お部屋の印象を大きく左右します。
好みのインテリアに合わせて
選べるのはとても魅力的ですよね。
ちなみにリセノでは、
シンプル・天然素材のカーテンを
オススメしています。
シンプルなデザインは
お部屋の雰囲気を壊すことなく、
長く使い続けることができます。
また、天然素材のカーテンは、
自然な風合いで空間が上質に仕上がります。
では、オーダーカーテンの魅力を
お伝えしたところで、次は実際の注文時、
注意いただきたい点をご説明していきます。
注文時の「3つの注意点」
オーダーカーテンを注文する際は、
以下の3点をしっかりと抑えましょう。
- 窓サイズを測る際は、適切な位置で測る。
- 注文に必要な情報をしっかりと確認する。
- 余裕を持った納期で注文する。
オーダーカーテンは、オーダースーツとは異なり、
自身で採寸する必要があります。
この「採寸」という作業が、オーダーカーテンを
注文するにあたり、ハードルに感じられる方も
多いのではないでしょうか。
ですが、採寸いただく場所はたった2箇所。
どなたでも簡単に測ることができます。
採寸方法と注文前の確認事項については、
この後、詳しくご紹介します。
また、オーダーカーテンを注文する際には、
もう1点、注意すべき点があります。
それは、納期です。
オーダーカーテンは、在庫を持ち合わせている
既製カーテンとは異なりサイズに合わせて縫製します。
縫製には、約7~10日ほど要するため、
余裕を持った納期でご注文することをおすすめします。
オーダーカーテン注文時の流れ
ここからは、実際にオーダーカーテンの
注文方法について詳しくご説明します。
はじめは、オーダーカーテンの正しい採寸方法
についてご説明します。
まず、カーテンを取り付ける「窓の種類」を
確認しましょう。
カーテンを取り付けることが想定される窓は、
主に、
- 掃き出し窓
- 腰窓
の2種類が挙げられます。
「掃き出し窓」は、窓の下が床まであり、
ベランダなどへ出入りすることのできる、
最も一般的な窓のことです。
一方、「腰窓」は、
窓の下が腰辺りの高さの窓のことをいい、
光や風を取り入れるために
存在していることが多いです。
窓の種類によって、採寸場所や
注文する際に必要なサイズの算出方法が
異なるため注意しましょう。
ここからは、窓の種類に分けて
適切な測定方法を解説していきます。
掃き出し窓の場合
ステップ① ランナーの幅を測る
片方の固定されているランナーから
もう一方の固定されているランナーまでを測ります。
「ランナー」とは、レールについている
輪の形をした部品のことです。
カーテンを吊るす時に、カーテンフックを
引っ掛けて使用します。
ステップ② 床までの高さを測る
続いて、ランナー下から床下までを測ります。
ここで注意していただきたい部分は、
窓枠の下までではなく、床までを測る
といった点です。
測定場所は、この2箇所のみです。
ステップ③ 実際のカーテンサイズを算出する。
ここからは、実寸した数値から
実際のカーテンサイズを算出していきます。
なお、実際のカーテンサイズを決めるためには、
ヒダの種類を選ぶ必要があります。
1.5倍ヒダ
一般的なスタイル。
ひだの感覚が広く、程よいドレープ感がある。
2倍ヒダ
仕上がり幅の2倍の生地を使った、贅沢なスタイル。
ひだの感覚が狭く、表情がとても豊か。
フラット
地にひだを加えないフラットなスタイル。
凹凸が無いので陰影ができず、
窓周りがとてもすっきりした印象になる。
ヒダの種類が決まれば、
こちらの算出方法を使って、
適切なサイズを導き出すことができます。
1.5倍ひだ、2倍ひだの場合
幅:採寸した幅(cm)×1.05
丈:採寸した丈(cm)-1cm
※レースの場合は、-2cm
フラットの場合
幅:採寸した幅(cm)×1.1+5cm
丈:採寸した丈(cm)-1cm
※レースの場合は、-2cm
※商品ページでは、自動計算ツールを用意しています。
ご不安な方は、そちらをご利用くださいませ。
腰窓の場合
腰窓の場合、掃き出し窓と測定位置が異なるため、
注意が必要です。
ステップ① ランナーの幅を測る
掃き出し窓同様に、
固定ランナーから固定ランナーを測定します。
ステップ② 窓枠下までの高さを測る
先程の掃き出し窓の場合、
ランナー下から床までだったのに対し、
ランナー下から窓枠下までを測ります。
ステップ③ 実際のカーテンサイズを算出する。
1.5倍ひだ、2倍ひだの場合
幅:採寸した幅(cm)×1.05
丈:採寸した丈(cm)-1cm
※レースの場合は、-2cm
フラットの場合
幅:採寸した幅(cm)×1.1+5cm
丈:採寸した丈(cm)+15cm
※レースの場合は、+14cm
※商品ページでは、自動計算ツールを用意しています。
ご不安な方は、そちらをご利用くださいませ。
注文前の確認事項
適正なサイズが決まったところで、
注文前にご確認いただきたい項目がございます。
それは、次の4つの点です。
- 開き方(両開き、片開き)
- 取り付け方法(天井付け、正面付け)
- 必要な機能
- タッセルの有無
ここで一番間違いが起こりがちなのが、
「取り付け方法」です。
カーテンのレールには、
正面付けと天井付けの
2種類があります。
なかなか聞きなじみのない言葉ですが、
カーテンの丈や開閉の操作にも影響する部分
ですので、しっかりと確認しましょう。
「正面付け」とは、窓枠上部の壁面に
レールがついています。
これに対し、「天井付け」は、
天井部分や出窓などの窓枠の内側上部に
レールがついています。
カーテンボックスの場合も「天井付け」です。
なかなか分かりずらい部分ではありますが、
カーテン商品ページの画像もあわせて、
詳細を記載しておりますため、
注文前には必ず、ご確認くださいませ。
お店でよくいただく質問にお答えします。
店舗スタッフの私が、お店でよくいただく
ご質問にお答えいたします。
ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
Q、オーダーカーテンにつけられる「機能の選び方」は?
オーダーカーテンは、機能を選べることも
大きな魅力です。
では、ドレープカーテンとレースカーテン
それぞれどのような機能があるのでしょうか。
まず、ドレープカーテンの機能として
- 遮光:光や熱を遮る機能
- 防炎:燃え広がりにくくする機能
が挙げられます。
リセノでは、全てのドレープカーテンに、
遮光裏地縫製が可能です。
等級ごとの遮光機能については、
こちらの記事で詳しく解説しておりますので、
あわせてご確認くださいませ。
遮光カーテン、等級ごとにどう違う?
違いと選び方のコツをご紹介いたします。
「遮光機能」は、西向きの窓があるお部屋や
夜勤などで日中に睡眠をとるような生活リズム
の方におすすめです。
私も前職は、夜勤のある仕事だったため、
遮光カーテンを使用しておりました。
遮光カーテンを使用することで、
一人暮らしのプライバシーも守ることができ、
快適に過ごすことができました。
【レース】機能性カーテン Morbido
次に、レースカーテンの機能として
- ミラーレース:光を反射し、外から室内を見えにくくする機能
- UVカット:紫外線を遮断する機能
- 防炎:燃え広がりにくくする機能
- ウォッシャブル:ご自宅で洗うことが可能な機能
が主に挙げられます。
リセノでも、機能付きレースカーテンの
取り扱いがあります。
詳細は、以下の記事よりご覧くださいませ。
コーディネートにぴったりの1枚を。
レースカーテン4種の違いを分かりやすく紐解きます。
自分自身の暮らしにあった機能をつけることで、
より生活環境が快適になります。
特に女性のお客様や、窓の向こう側に同じ階層
の建物があるお客様には、ミラーレース機能を
おすすめすることが多いです。
Q、カーテンとブラインド、どちらを選ぶ?
京都店では、ブラインドを展示していて、
「カーテンとブラインドは、
どちらにした方がいいのでしょうか。」
といったご質問をよくいただきます。
ウッドブラインドは、
窓周りをスッキリと素敵に見せてくれる
憧れのアイテムでもあります。
ですが、窓まわりのアイテムというと、
やはりカーテンが主流。
ブラインドを設置しているご家庭は、
そこまで多くはない印象です。
ブラインドとカーテン、どちらを設置すれば、
より快適に過ごすことができるのかを、
それぞれの特徴を踏まえてご説明します。
どちらを選べばよいのかといった点については、
窓の種類と大きさが大きく影響します。
まず、掃き出し窓の場合。
ベランダやバルコニーへ出入りする機会のある
掃き出し窓の場合は、カーテンがオススメです。
理由としては、ブラインドにすると、
- 開閉の手間があり、すぐに出入りできない。
- 比較的大きい窓になると、開く際に重たい。
- 窓が大きくなるほど、価格高い。
といった懸念点があるからです。
反対に、窓から出入りする場面がなく、
掃き出し窓と比べて、サイズも小さい腰窓の場合は、
ブラインドを取り入れるのもおすすめです。
私も、自宅の掃き出し窓には「カーテン」、
腰窓には「ブラインド」を設置しています。
ブラインドは、見た目がスッキリとするだけでなく、
光や風を調節しながら、取り入れることができるため、
適切な箇所に設置することで暮らしが快適になります。
ブラインドの詳しい特徴やタイプは、
こちらの記事で詳しく解説しています。
ワンランク上の窓まわりに大変身
スタイルにあったブラインドを取りいれてみよう。
ぜひ、窓の種類と大きさにあわせて、
窓まわりのアイテムを選んでみてください。
自分のライフスタイルにぴったりな
「オーダーカーテン」を取り入れよう。
では、最後におさらいです。
オーダーカーテンをオススメする理由は、
- インテリアが美しく整って見える。
- 自分の生活スタイルにあった機能が選べる。
- インテリアに合わせて、好みのデザインが選べる。
オーダーカーテンを注文する際に注意することは、
- 窓サイズを測る際は、適切な位置で測る。
- 注文に必要な情報をしっかりと確認する。
- 余裕を持った納期で注文する。
カーテンの採寸方法は、
- 窓の種類によって異なる
です。
窓サイズの正しい測定位置や測定方法は、
こちらの動画でも詳しくご紹介しています。
あわせてご覧くださいませ。
ナチュラルカーテンのある暮らし|カーテンサイズの測り方
なお、今回ご紹介した内容に関しましても、
ご不明点等がございましたら、
ぜひ店頭にお越し下さいませ。
店頭スタッフが、詳しい採寸方法や
窓向き、生活リズムに合わせた機能など、
お話を伺いながら、ご提案させていただきます。
また、自宅に帰った後にも
気軽にご相談いただける
LINE相談サービスもおこなっています。
自身のライフスタイルにぴったりな、
「オーダーカーテン」を取り入れて、
より快適な生活環境を整えましょう。
それでは、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。