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埼玉県 A様 邸
お客様からいただいたご要望
家族構成 | ご夫婦・子ども2人 | ご予算 | ~30万円 |
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購入予定時期 | 半年以内 | 提案希望のお部屋 | リビングルーム ダイニングルーム ワンルーム |
床の色 | ドアの色 | ||
スタイリングイメージ | ナチュラル、明るい、爽やか、ウッド、リネン | ご希望の生活スタイル | リビングで過ごす時間が長い ダイニングで過ごす時間が長い 人が集まることが多い |
ご希望のアイテム | 照明(ペンダントライト) 照明(フロアライト) 照明(デスクライト) デスク・チェア テーブル こたつ キッチン収納 ラグマット 時計 テーブル キッチン収納 こたつ ラグマット 時計 | ||
提案に含めて欲しい商品 | ・こたつテーブルFAM ・ラグマットBIANCA LINE-DOT 空間に合えばコーディネートに入れてください |
お持ち(予定)のアイテム | ソファーは手持ちのものを、暫く使う手予定です。 布 アイボリー色で、2.5人掛け 幅193*奥行90*高さ75cm キッチンボード 幅170✖️44✖️235cm |
現在のお悩みを教えてください。 | ・どこに何を置いたらいいかわからない ごちゃついている、おちつかない、何か足りない ・毎日使っている物は使いやすい様にしたいけど、見たくない ・どんなアイテムと場所が知りたい 例、リモコン類、充電コード、鉛筆削り、学校便り、卓上箒&チリトリ(棕櫚とはみり) カレンダーと時計の位置も検討 エプロン、ティータオル、台布巾を一時的に乾かす場所 ・ナチュラルでない内装 ドアの取手シーリングライト真鍮、キッチン取手シルバー、和室はナチュラル、リビング床、ドアはブラウンかミドルブラウンと、素材がバラバラなのでどう合わせたら良いかわからない。素材はマホガニです ・リビングの天井についてる大きなシーリングライトに合う照明があるのか ・子供走り回る。家具にぶつかる。 |
理想の暮らしを教えてください。どんなお部屋で、どんな風に過ごしたいですか? | ・部屋がコンパクトだけど、窮屈さを感じない。少しでも広く見えたら良いです。 ・立体感、奥行きが欲しい 部屋に入った時の印象を特に良くしたい ・アートや植物を飾ったり、豊かな暮らし ・安らぎ、癒し、快適 いつでも家族と会話しやすい ・カウンターでも食事をしたりするのでキッチンの印象も良くしたい ・リビング、和室、キッチン統一感 ・垢抜けたい ・食事や作業、人数が増えても対応できるテーブルが欲しいです。 |
伝えたい内容など | カーテンは、以前に勧めてもらったmarです。 内装がナチュラルではない為、ナチュラルヴィテージの定義と逸れてしまっています。 なので、自宅の内装とマッチするのか、不安です。 是非とも内装の良さがあれば引き出して頂き、リセノさんの商品を迎えたいです。 |
ご提案のポイント解説
コーディネート概要
現在のお客様のお部屋は、ダークブラウンカラーの内装や重厚感のある家具の中に、アイボリーカラーのシンプルなファブリックアイテムを取り入れた、スッキリとした空間です。
しかしながら、シンプルなアイテムが集まったことによって、どこか「物足りなさ」や「垢抜けない印象」を感じておられることと存じます。
お悩みである、「物足りなさ」や「垢抜けない印象」を解消するため、ナチュラルヴィンテージアイテムを織りまぜ、お部屋が垢抜けるテクニックを用いました。
引き続きご使用される家具はそのままに、出来得る限り、お悩みを解決できるようコーディネートをいたしました。
レイアウト
【 LDK 】
一般的に、リビングでは、ソファーに座ってTVを見る時間が最も長いため、「TVの正面にソファーを置く」ことが過ごしやすいレイアウトとされます。
そのため、お客様のリビングでも、ソファーはTVの正面に配置いたしました。
また、ソファーとテレビの最適視聴距離は、「テレビ画面の高さ×3」です。
今回、65型のテレビを想定した視聴距離をとっていますが、下記マガジンを参考に、ソファーの位置を前に出して調整いただけますと幸いです。
▼ 快適なリビングを作ろう。「ソファー」と「テレビ」の正しい距離をご紹介します。
ソファーの前には、直径110cmの円形こたつテーブルを置き、床座りも快適にいただける、200×250cmと広めのラグマットを敷きました。
デッドスペースとなっている、腰窓側のキッチンカウンター下には、高さ54cmのユニットシェルフを配置して、細々した物を収められるように有効活用しています。
【 和室 】
普段はお子様の遊び場として広くご使用いただけるように、大きな家具は配置しておりません。
190×240cmのラグマットを敷いて和室感を軽減させ、これまでと異なる印象を持たせました。
ブルーのアクセントクロスが効いた床の間は、お持ちのアートを飾って、お部屋を彩るコーナーとして活用しています。
2方向の障子は開け放っておくことが多いかと存じますため、窓横の壁面は、よく目に入る場所となります。
この、自然と目が行く「インテリアにおいて、重要な場所」には、腰高のシェルフを飾りのステージとして配置し、お子様のおもちゃや絵本の収納場所としての役割以外に、インテリアを楽しんでいただけるような一角といたしました。
理想の暮らしを実現させるための、コーディネートポイントをお伝えします。
お客様のご依頼内容を拝見いたしますと、お部屋づくりにおいて、大きく分けて5つの理想をお持ちとお見受けいたしました。
①広々と、すっきり見せたい。
②垢抜けていて、インテリアを楽しんでいる様子が伝わる豊かな印象にしたい。
③統一感のあるコーディネートにしたい。
④ご来客時でも対応できる空間にしたい。
⑤安らぎや癒やしを感じられる空間にしたい。
それぞれに、理想を実現させるためのテクニックやアイテムについてご紹介いたします。
①広々と、すっきり見せるために。
人は、視覚から情報を得る割合が87%と言われており、「広々と、すっきり見えるお部屋」にするためには、目線を意識してコーディネートすることが重要です。
また、お部屋の第一印象は、「入った瞬間の光景で決まる」と言われていますので、お客様のお部屋の場合は、入り口からの光景をいかに広く、すっきりと見せるかがポイントとなります。
人が行き来する動線を広く取り、お部屋の中央に背の高いアイテムを置かないようにしたことで、お部屋に入った時に開けた印象を与えることができ、「広々と、すっきり見えるお部屋」に近づけることができます。
なお、こちらが、現在のソファーの配置の場合の視界です。
目線の先に、ソファーが入ることで、上の画像と比べると、やや雑多な印象を受けませんか?
また、お悩みである「ごちゃつき感」の原因は、下記画像のオレンジ部分に置いている、細々したものが視界に入ってしまうことが原因とお見受けしました。
そのため、大きな雑貨のみを残していただき、細かいものは仕舞っていただくことで解消につながります。
▼【インテリア解説:VOL4】センスは不要?知ってるようで知らないディスプレイの基礎知識
「ソファーの位置を変更する」、「目線の集まるところに細々したものを置かない」だけの簡単な作業ですが、視覚にアプローチする方法のため、効果を実感いただけると存じます。
②垢抜けていて、インテリアを楽しんでいる様子が伝わる豊かな印象にするために。
「垢抜けたインテリア」のお部屋づくりにも、①でお伝えした視覚が大きく関わります。
自然と目が行く「インテリアにおいて、重要な場所」は、「フォーカルポイント」と呼ばれ、コーディネートに気を配ることでお部屋全体の印象を豊かに見せてくれます。
▼【動画】センスのいらないインテリア|「フォーカルポイント」を学びましょう。
▼ 空間を豊かに仕上げるヒント。リビングに「フォーカルポイント」をつくりましょう。
お客様のお部屋では、視線の集まりやすいLDKの腰窓付近と、和室の窓横の壁面を「フォーカルポイント」と捉えて、【【動画】センスのいらないコーディネートのルール 】でお伝えしているディスプレイのテクニックを使って彩りました。
その他、引用した記事はこちらです。
▼ ディスプレイで迷ったら、みてほしい。「アイテム選びのコツ」と「飾る手順」をご紹介します。
▼ 棚上を上手に飾りたい方へ。Re:CENO FUKUOKAから、アイテム選びのコツをご紹介します。
▼ 印象を変えるひとさじの工夫。お部屋に「コントラスト」を取り入れましょう。
▼ 身だしなみチェックだけじゃない!【ミラー】の活用法をご紹介します。
なお、コーディネート前後の違いをご覧いただくために、各部屋の比較画像をご用意いたしました。
〈LDK〉
〈和室〉
いかがでしょうか?
コーディネート前後のイメージを交互にご覧いただくことで、「物足りなさ」や「垢抜けない印象」を軽減できていることにお気づきいただけるかと存じます。
その他、お部屋を彩るアイテムとして、選んだ小物をご紹介いたします。
【 表情豊かなクッションカバー 】
ソファー上には、素材感や織りによって豊かな表情を見せる、【 WOOLEN(Aタイプ)】【 クッションカバー WIRY(コーデュロイ/キャメル)】【 Heavy canvas linen 】の3つのクッションを置きました。
▼【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方|Vol.4 お部屋をアクセントアイテムで、彩りましょう。
▼【動画】快適もおしゃれも手軽に叶えるインテリアアイテム|【あったら、いいもの。クッション編】
【 電波時計 Campagne(ブラウン)】
シャープさと可愛らしさを兼ね備えたCampagneは、リビングの家具ともとても良く馴染むダークブラウンを選びました。
壁掛け時計は、「ブックスタンド」を使うことで、置き時計としてもご使用いただけますため、フォーカルポイントのディスプレイアイテムとして、腰窓に置いています。
【 天井照明 GENIE(クリア)】
キッチンカウンターの上にはダクトレールが付いていましたので、カフェやバーのようなイメージで、ペンダントライトを吊るしました。
穏やかに手元を照らしながら、キッチン周りを垢抜けた印象に導いてくれるアイテムです。
【 ラタンバスケット 】
表情豊かなラタンバスケットは、お部屋のアクセントになりながら、収納としての役割も持った万能アイテムです。
▼【動画】ラタンバスケットのおすすめの使い方|【あったら、いいもの。ラタンバスケット編】
▼【動画】見せたくないものを隠しながら、お部屋のアクセントになるバスケット
③統一感のあるコーディネートにするために。
統一感のあるコーディネートのポイントは、家具同士と面積の大きいアイテム同士の「トーン(色調)を合わせる」ことです。
▼【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方| Vol.2 トーンを合わせた家具を揃えましょう。
▼【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方| Vol.3 面積の大きいインテリアも、トーンを合わせましょう。
そのため、お客様へご提案いたします家具アイテムは、既にお持ちのダークブラウンカラーの家具や、和室周りの建具に使われているブラウンカラーにトーンを合わせました。
【 こたつテーブル FAM/BR 円形 直径110cmタイプ 】
カラーは、和室の建具のトーンに合わせてブラウンを、サイズは、普段のお食事からご来客時までご活用いただくため、広めの直径110cmタイプをおすすめいたします。
▼ こたつテーブルFAMをご検討中の方へ。購入前に知っておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
また、当店では、様々なこたつ布団をご用意しております。
こたつ布団は、カーテンのトーンと合わせたカラーの【 薄掛けこたつ布団 LIM 円形タイプ 】がお似合いです。
サイズは、「テーブルサイズ+110~130cm」を目安にお選びいただけますと、快適にお過ごしいただけます。
【 R.U.S 基本セット 高さ54cm×幅92cm(ウッドキャビネット)】
収納するものや量に合わせて、自分仕様に自由にカスタムできるフレキシブルさと、オーク材の上質な風合いや繊細なアイアンフレームなど、デザイン面でも優れているユニットシェルフR.U.S。
デッドスペースを有効活用して、キッチンカウンター下に配置しました。
カラーは、周りの家具や建具のトーンに合わせて、ブラック×ダークブラウンを選び、空間に馴染ませています。
ファブリックアイテムについては、ソファーやカーテンに合わせた明るいベージュカラーでトーンを合わせました。
【 ラグマット BIANCA LINE-DOT 四角形タイプ(200×250cm)】
十分な厚みで床座りにも適しており、ふかふかとした肌触りで素足で触れたくなるような質感の、BIANCA LINE-DOT。
ベースのカラーはベージュですが、さりげなく入っているブラックが、周りの濃いカラーの家具との調和の役割となります。
オールシーズン使える仕様なので、こたつテーブルとの組み合わせも問題なくいただけます。
また、大きめで明るいからのラグマットを敷くと、ダークブラウンの床面積が減り、お部屋の重厚感を軽減させる効果があります。
【 オープンラック RESPIRAR90(Sサイズ/ブラウン)】
和室のフォーカルポイントには、床の間のダークブラウンとトーンを合わせたオープンシェルフを選びました。
扉を開け放った状態でも、LDKとのトーンを合わせていますので、統一感が得られます。
飾り棚としての用途以外に、バスケットを合わせてお使いいただくことで、お子様のおもちゃなども収めていただけます。
④ご来客時でも対応できる空間にするために。
普段のお食事は、カウンターやソファー前のこたつテーブルでなされるかと存じますが、ご来客時に大人数名でテーブルを囲むには、少々スペースが手狭になります。
③でおすすめいたしました【 こたつテーブル FAM/BR 円形 直径110cmタイプ 】は、大人2人で持ち上げられる重量です。
そのため、和室に移動して、ゆとりのある空間でお食事を楽しんでいただくことをおすすめいたします。
また、円形のテーブルには、角が無いことで「1~2人増えても、座ることができる」メリットがあり、普段の4人使いから、ご来客時には5~6人で使うことも叶います。
その他にも、「お互いの顔が見え、会話がしやすい」「お部屋が、やわらかい雰囲気になる」メリットもあり、お客様と楽しいひとときをお過ごしいただくにはピッタリのアイテムです。
▼ 【動画】円形ダイニングを選ぶ前に知っておきたい!メリットと適切なサイズを選ぶ、2つのポイントとは?
⑤安らぎや癒やしを感じられる空間にするために。
安らぎを感じる空間を作るためには、照明の使い方が大きなポイントです。
天井照明・フロアライト・テーブルライトなど、光の位置が異なる照明を、お部屋に分散させて配置することで、美しい陰影とリズムが生まれ、温かみのある空間となります。
▼【動画】ナチュラルヴィンテージの作り方|Vol.5 多灯照明で、お部屋を彩りましょう。
▼ 居心地のいいお家は「照明」がつくる。具体的なテクニックを3つご紹介します。
お客様のお部屋には、リビングの天井照明と合わせても違和感の無い、こちらの4種類の照明をおすすめいたします。
【 フロアライト HEMPLEN 】
リビングを穏やかに照らすよう、ソファー横に配置しています。
▼ 【動画】センスのいらないインテリア|ソファーの横には照明を置きましょう。
【 テーブルライトCOPYING(ブラウン)】
オブジェのように楽しめる、デザイン性の高いCOPYINGは、入り口からすぐに目に入る、リビングの腰窓に配置しています。
▼ まるでオブジェのようなテーブルライト?!凛とした上質な佇まいに、惹かれました。
【 天井照明 Olika WOOD LED CEILING LIGHT(ウォールナット)】
圧迫感の無いデザインでそっと空間に調和するOlika WOODは、和室に選びました。
【 SIENI TABLE LIGHT 】
調光のみでなく、コードレスでお好きな場所に移動できる機能性を持ち合わせた優秀なSIENI。
見た目も可愛らしく目を引くデザインのため、飾りのステージである和室のシェルフ上に置いています。
▼ 【わたしの愛用品】部屋中で大活躍のテーブルライトSIENI。心地よい時間をつくる、その魅力をご紹介します。
夜間は間接照明の穏やかな光の中で、安らぎの時間をゆったりとお過ごしくださいませ。
その他、「観葉植物」も、お部屋に安らぎを与えるキーアイテムです。
▼【動画】センスのいらないインテリア|お部屋に大きな植物を取り入れましょう。
▼ 【動画】センスのいらないインテリア|棚やテーブルに、植物を飾りましょう。
各空間に取り入れていますが、特におすすめしたいのが、リビングの出窓にグリーンコーナーを設ける方法です。
明るい窓辺で植物達もすくすく育ってくれますし、お部屋を涼やかで心地よく彩ってくれます。
「豊かな暮らし」の実現のため、ご検討くださいませ。
当店では、お部屋を素敵に見せるためのコツやテクニックについて、多数のマガジンや動画でお伝えしております。
ご参考にしていただき、インテリアを楽しむきっかけになれば幸いです。