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インテリアの三角構図とは?
誰でもプロのようなディスプレイを作れるテクニック

こんにちは。リセノ編集部の増田です。

お気に入りの雑貨を並べてみたけれど、
なんだか「ごちゃっ」として見えたり、
反対に物足りなさを感じてしまったり...。

ディスプレイの難しさに、
ふと頭を悩ませてしまうことはありませんか?

triangle_display (23).jpg

美しいディスプレイを作るには、
特別なセンスが必要だと思われがちです。

でも実は、インテリアのプロが
必ずと言っていいほど実践している
「基本ルール」があります。

それが、
今回ご紹介する「三角構図」です。

今回は、誰でも今日から実践できる
ディスプレイのテクニックを紐解いていきます。

「三角構図」の基本

① 「三角構図」とは?

triangle_display (2).jpg

「三角構図」とは、「大・中・小」
3つの高さの異なるアイテムを使い、
三角形をつくる
ディスプレイ方法です。

高さの異なるアイテムで三角形を作ると、
アイテム同士がつながり、心地よいリズムが生まれて
「1つのかたまり」として認識しやすくなります。

これにより、遠くから見ても近くで見ても、
見応えのあるディスプレイに仕上がります。

triangle_display.jpg

具体的には、
次のような「大・中・小」アイテムを組み合わせます。

  • 大:垂直アイテム
  • 中:立体アイテム
  • 小:平面アイテム

この3つの要素を組み合わせることで、
平面的なディスプレイに、
奥行きやリズムが生まれるのです。

② 「三角構図」がもたらす効果

triangle_display (16).jpg

なぜ三角形を作ると、
ディスプレイが美しく見えるのでしょうか?

三角形は、「視覚的な安定感」と、
「見た目の美しさ」を兼ね備えた形です。

底辺が広く、上に向かって細くなる形は、
重心が下に来るので、視覚的な安定感があります。

triangle_display (18).jpg

また、高低差をつけることでメリハリが生まれ、
頂点から全体へと視線が誘導されます。

ひとまとまりのディスプレイとしての美しさと、
1つひとつのアイテムの個性を両立しやすく、
見た目の美しさを感じられるのです。

③ プロも活用する「三角構図」

triangle_display (24).jpg

美しいディスプレイのポイントは、
三角形を作ること。とてもシンプルですね。

実はインテリアのプロが手掛ける
一見真似するのが難しそうなディスプレイも、
「三角構図」が基本になっています。

複数の三角形を組み合わせる応用によって、
見応えのある豊かなディスプレイを作っているのです。

「三角構図」の実例

参考画像

triangle_display (51).jpg
ヴィンテージオブジェが美しいディスプレイ。

triangle_display (9).jpg
シェルフの一角にも小さな三角形を。

triangle_display (52).jpg
リビングダイニングの中心に大きな三角形。

triangle_display (11).jpg
ウォールシェルフにもさりげない三角形を。

triangle_display (53).jpg
複雑なディスプレイにも三角形が隠れています。

私たちリセノスタッフも、ディスプレイを作る際には、
いつも「三角構図」になっているかチェックします。

「三角構図」は、センスではなく論理的に
ディスプレイを整えるための基本ルールです。

「三角構図」のビフォーアフター

言葉だけでは少しイメージしづらいかもしれません。

実際に、三角構図を取り入れたディスプレイの
ビフォーアフターで、
どれだけ印象が変わるか見てみましょう。

① Before:アイテムの高さが揃っている

triangle_display_48.jpg

お気に入りの雑貨を並べてはいるものの、
すべて同じくらいの高さのアイテムでは、
どこか単調な印象になってしまいます。

① After:美しい三角形になっている

triangle_display (29).jpg

高さに差を出すことで、
パッと目に飛び込んでくるポイントができ、
ディスプレイにリズムが生まれます。

② Before:高さは違うが、配置バランスが悪い

triangle_display_47.jpg

アイテムの高低差はありますが、
背の高いアイテムが端に位置していると、
どこか不安定な印象になります。

② After:美しい三角形になっている

triangle_display (39).jpg

背の高いアイテムが中央に入ると、
ディスプレイ全体に安定感が生まれます。
裾に向かってゆったりと広がる美しい形です。

「三角構図」の作り方

triangle_display (3).jpg

それではここから、
具体的な「三角構図」の作り方をご紹介します。

① 大:垂直アイテム

triangle_display (6).jpg

三角形の頂点を担うのが「大」アイテムです。

ディスプレイの印象を決めるアイテムですので、
「大」アイテムから先に選ぶと
ディスプレイを組み立てやすくなります。

たとえば、以下のようなアイテムがおすすめです。

  • アートポスター・絵画
  • ウォールシェルフ
  • ミラー
  • 大きめのフラワーベース
  • 大きめのオブジェ

「大:垂直アイテム」の実例

参考画像

triangle_display (36).jpg
アートポスター

三角構図‗大‗ウォールシェルフ.jpg
ウォールシェルフ

triangle_display (33).jpg
ミラー

② 中:立体アイテム

triangle_display (5).jpg

次に、頂点の横に中くらいの高さの
「中」アイテムを配置します。

背の高いものと低いものをつなぐ、
「橋渡し」のような役割を果たしてくれます。

立体的な奥行きのあるアイテムを選ぶと、
ディスプレイのバランスを取りやすいでしょう。

triangle_display (27).jpg

  • 中くらいのフラワーベース
  • 中くらいのオブジェ
  • テーブルライト
  • 卓上の観葉植物
  • オーディオ機器

これらのアイテムがおすすめです。

「中:立体アイテム」の実例

参考画像

triangle_display (32).jpg
中くらいのオブジェ

triangle_display (25).jpg
テーブルライト

tiga-oj-blog15.jpg
オーディオ機器+植物

③ 小:平面アイテム

triangle_display (4).jpg

最後に、最も背の低い「小」アイテム
添えて三角形を完成させます。

トレーや本などの平面的なアイテムを敷き、
その上に小物をまとめて飾るのがおすすめ

「垂直・立体」に「平面」の要素が加わることで、
ディスプレイに奥行きが生まれます。

「小:平面アイテム」の実例

参考画像

triangle_display (34).jpg
トレー+ディフューザー

平面‗大場さん邸.jpg
ファブリック、ガラストレー

triangle_display (47).jpg
本+置き時計

アイテムは「少し重ねて」奥行きを

triangle_display (7).jpg

「大・中・小」のアイテムは、
ただ三角形になるように置くのではなく、
前後に少しずらすことで立体感が出ます。

そのとき、「中・小」のアイテムを
「大」アイテムに少し重なるように置くと、
さらに美しい見た目になります。

triangle_display (1).jpg

「大・中・小」のアイテムが離れていると
どこかバラバラとした印象です。

アイテム同士を重ね合わせることで、
ディスプレイが「1つのかたまり」になり、
整った印象に変わるのです。

これは「レイヤード」と呼ばれるテクニック。
覚えておくと便利です。

複数の「三角構図」を組み合わせる

triangle_display_46.jpg

ここまで、インテリアの「三角構図」の
基本ルールをご紹介しました。

冒頭でも少し触れましたが、
プロが実践する美しいディスプレイには、
この「三角構図」が活用されています。

一見すると高度なディスプレイに見えますが、
実は小さな三角形をいくつも重ね合わせて、
深みを出しているのです。

triangle_display (56).jpg 高度なディスプレイに見えて、実は三角形を繰り返した形。

たとえば、こちらのキャビネット上の
ディスプレイを見てみてください。

複雑そうに見えますが、
実は「三角構図」で作ったディスプレイ同士を
組み合わせて作られています。

  • 大きな「三角構図」
  • 中くらいの「三角構図」
  • 小さな「三角構図」

このように、
大小さまざまな大きさの「三角構図」を
組み合わせているのです。

プロのディスプレイを紐解いていくと、
「三角構図」の入れ子構造になっていることが
わかるかと思います。

triangle_display (44).jpg

複数の「三角構図」を組み合わせる方法は、
横幅の広いディスプレイを作る際も重宝します。

ひとつの三角形だけでは余白が寂しく感じるところ、
三角形のディスプレイを2つ3つと並べることで、
スペースを埋めることができます。

「三角構図」の基本を覚えた方は、
次に複数の三角形の組み合わせに
チャレンジしてみてください。

「レピテーション」でさらに美しく

「三角構図」とセットで覚えておきたいのが、
「レピテーション」のテクニックです。

ディスプレイに統一感をもたらすとともに、
アイテムを選ぶ際の指針にもなります。

① 「レピテーション」とは?

triangle_display (26).jpg

「レピテーション」とは、
色や素材、形などの要素を繰り返し使うことで、
インテリアに統一感を生むテクニックです。

共通点のあるアイテムを取り入れると、
ディスプレイ全体にまとまりが生まれ、
完成度が高まります。

② 2つのアイテムをレピテーションする

triangle_display (55).jpg 「中・小」アイテムを「真鍮」でレピテーション

ここで、リセノがおすすめする
レピテーションの取り入れ方をご紹介します。

それが、

「大・中・小」アイテムのうち2つをレピテーションする

という方法です。

「大と中」、「中と小」、「大と小」、
どの組み合わせでも問題ありません。

「三角構図」の3つのアイテムのうち、
2つを同じ色や素材、デザインで揃えることで、
絶妙なバランスのディスプレイになるのです。

triangle_display (54).jpg

3つとも同じ素材を選んだり、
3つとも
異なる素材を選んだりすると、
「まとまりすぎ」「
バラバラ」という感じになります。

もしアイテム選びに迷ったときは、
「2つのアイテムをレピテーションする」ことを
意識してみてください。

③ 残りの1つは違う色・素材を選ぶ

triangle_display (8).jpg

2つのアイテムをレピテーションしたら、
残りの1つはあえて違う色や素材を選ぶことで、
ディスプレイに複雑さが加わります。

どんな色や素材を組み合わせるかによって、
あなたらしい「自分らしさ」を
さりげなく演出できます。

趣きのあるアイテムを取り入れる

triangle_display (15).jpg

「三角構図のことはわかったけど、
 どんなアイテムを飾ればいいかわからない...。」

そう思った方におすすめなのが、
「趣きのあるアイテム」です。

私たちは、次のようなアイテムを
趣きのある「アクセントアイテム」だと考えています。

  1. 古びた趣きのあるもの
  2. 時間とともに表情が変化するもの
  3. 織ったもの・編んだもの
  4. 自然素材のもの
  5. 手仕事のあとが感じられるもの

これらのアイテムは、1つ飾るだけで
ディスプレイに見どころとストーリーが生まれ、
注目を引きつけるポイントになります。

「趣きのあるアイテム」の実例

参考画像

triangle_display (40).jpg
古びた趣きのあるもの

T19_真鍮_4P6A6302 のコピー.jpg
時間とともに表情が変化するもの

triangle_display (48).jpg
織ったもの・編んだもの

triangle_display (50).jpg
自然素材のもの

triangle_display (13).jpg
手仕事のあとが感じられるもの

「大・中・小」のリズムで美しさを引き出す
「三角構図」に、アイテム自体のパワーを足すことで、
より美しいディスプレイに変わるのです。

アイテム選びに悩む方は、
ぜひ趣きのあるアイテムを1つ飾ってみてください。

「三角構図」を取り入れて、
美しいディスプレイを作りましょう。

triangle_display (49).jpg

いかがでしたか。
それでは、今回のおさらいです。

  • 美しいディスプレイを作るコツは、「大・中・小」の高さの異なる3アイテムで三角形を作ること
  • 「大・中・小」のアイテムは前後に重ねて奥行きを出す
  • 複数の三角形を組み合わせて、さらに複雑なディスプレイを作れる
  • 2つのアイテムをレピテーションして、残りの1つは違う要素を取り入れる
  • アイテム選びに迷ったら、「趣きのあるアイテム」をプラス

一見難しそうなディスプレイも、
「三角構図」という物差しを持っておくだけで、
グッと身近で楽しいものに変わります。

triangle_display (38).jpg

今回の記事が、
インテリアを楽しむヒントになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

▼ 「美しいディスプレイの基本」はこちらをチェック

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