Web Magazine

【蚤の市で見つけた偏愛品】
アフリカ民族の「クバ布」お部屋にお迎え

最近お部屋にお迎えした「クバ布」。

20221031005054.jpg

ラフィアというヤシ科の植物を使った、
草ビロードと呼ばれる刺繍布。

主張が少し強いこの布は、
クバ王国というアフリカ民族の方が
作っていた伝統の布だそう。

幾何学の模様が、
機械では出せない表情の豊かさを感じます。

ちょっとズレた感じや、
途中でなぜか柄が変わる様子とか、
なんだか微笑ましい。

購入後、ふと調べてみると、
一枚製作するのに時間がかるため、
材料が変わってしまったり、
作り手さんの気分が変わって、
模様が変わることもあるそうで、
なんともおおらかな理由が。

柄にもそれぞれ意味があるようですが、
作り手の方の地位や年齢、
はたまたその方の人生が織られている、
なんて言われているそうです。

蚤の市のお店の方とは、
最近流行ってますよね〜、買っちゃおうかな、
なんて、気軽に話してたけど、
実は結構壮大なものだったのでは...?

20221031005213.jpg

とはいえ、私もおおらかな気持ちで、
この布を楽しむ心は変わらない。

遠い昔の誰かの人生が描かれているなんて、
ロマンを感じます。

寂しいかも、なんて思っていた壁に、
そっとかけてみると、
意外とフィットしていて、
眺めては満足しています。

何の巡り合わせかで京都の蚤の市に、
そして私の部屋に辿り着いた「クバ布」。

しばらく色んな年代、様々な国籍の古いものたちと、
一緒に過ごしてもらおうと思います。

Styling Furniture

フロアライト HEMPLEN

¥ 46,200



Styling Goods

オーディオ Tivoli Audio Model One BT

¥ 44,000



View More
みんなの保存数:8

雑貨・食器特集

ディスプレイ・デコレーション特集

リビング家具特集
リセノ初の書籍出版
リセノ初の書籍出版
センスのいらないインテリア
ナチュラルヴィンテージを知る
インテリアを学ぶ
インテリアを楽しむ
リセノのこと
特集
人気の連載

「蚤の市で見つけた偏愛品」の最新記事 4件

2023年8月03日(木)
蚤の市で見つけた偏愛品

【蚤の市で見つけた偏愛品】フランスから来た押し花の標本

お花、文字、紙のバランスが絶妙な、100年以上も前に作られた標本。

制作部 中原 18
2023年6月06日(火)
蚤の市で見つけた偏愛品

【蚤の市で見つけた偏愛品】どこにでも置きたいスツール

廊下に玄関にトイレに...。あちこちで使いたい、お気に入りのスツール。

制作部 中原 13
2023年5月02日(火)
蚤の市で見つけた偏愛品

【蚤の市で見つけた偏愛品】建物を支えてきた石のかけら

建物を支えた壁は、今では我が家の小物たちを支えています。

制作部 中原 11
2023年7月03日(月)
蚤の市で見つけた偏愛品

【蚤の市で見つけた偏愛品】カタカタ揺れるロッキングホース

朽ちた木部と、キラキラ輝く装飾との対比が美しい、ロッキングホース。

制作部 中原 8

「蚤の市で見つけた偏愛品」の人気記事 4件

2022年7月25日(月)
蚤の市で見つけた偏愛品

【蚤の市で見つけた偏愛品】海を超えてやってきた、木製のカモメさん

暑い夏の日、京都の平安蚤の市で出会いました。めいっぱいに羽を広げて、何だか誇らしげな表情が愛おしくなります。

バイヤー 大場 55
2022年8月01日(月)
蚤の市で見つけた偏愛品

【蚤の市で見つけた偏愛品】 なにかの欠片

宝探しの日に出会った「なにかの欠片」に心を奪われました。

人事部 相馬 50
2022年9月26日(月)
蚤の市で見つけた偏愛品

【蚤の市で見つけた偏愛品】 凛々しさ漂う小棚

蚤の市のあたたかい雰囲気と、せっかちがゆえに出会えた「ときめき」についてのお話です。

人事部 相馬 50
2022年6月27日(月)
蚤の市で見つけた偏愛品

【蚤の市で見つけた偏愛品】木彫りの熊

プチブームにもなっている木彫りの熊。蚤の市で素敵な子に出会いました。

制作部 中原 43

インテリアを学ぶ、楽しむ、好きになる。
『Re:CENO Mag』