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ノルウェー発のコーヒー「FUGLEN」の焙煎所を訪ねてきました。

こんにちは。ヤマモトです。

今日のマガジンは、先日、東京・京都店で新たに
取り扱いを開始した「FUGLEN(フグレン)」の焙煎所をレポート。

高品質なコーヒーショップが集中する都市・オスロ
発のコーヒーショップ「FUGLEN」の焙煎所の様子
と、豆の種類を決めるための"カッピング"の様子をお届けします。

FUGLEN(フグレン)とは?

まずは、FUGLENについてご存じではない方へ
少しご紹介をしておきましょう。

20160121112330.jpg
出典:http://sprudge.com/

FUGLENは、ノルウェー・オスロ発の
人気コーヒーショップです。

オスロは、世界最高品質のコーヒーが飲める店が
多く存在し、コーヒー王国とも称される都市。

1963年創業のFUGLENは、独自の進化を遂げ、
オスロのコーヒースタンダードを高め続けてきました。

そのFUGLENが、海外初進出店として2012年に
オープンしたのが「FUGLEN TOKYO」です。

代々木公園に隣接した一軒家をリノベーションした
店内には、50・60年代にノルウェーで創られた
ヴィンテージデザインの家具が配置されたカフェ。

下の写真は、FUGLEN TOKYO。

本場の美味しいコーヒーやパン、アルコール類を
いただけるのはもちろんのこと、インテリア空間
としても、本場そのままの高いクオリティを再現しています。

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今回は豆を選ぶために、焙煎所へお伺いしました。

FUGLENさんの焙煎所は、カフェから徒歩約15分。
原宿駅から行くと、だいたい約10分のところにあります。

小さな路地を入り、坂を下ったひっそりとした場所
に、味のある落ち着いた雰囲気の建物があります。

20160121092541.jpg

いわゆる工場のような場所を想像していた僕は、

「焙煎所っていっても、普通の建て物?
 場所間違えたかな?」

と一瞬迷いましたが、ふと見ると見覚えのあるロゴマークが。

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たしかにここであっていた様で、一安心。
建物の1F・右半分が焙煎所でした。

いざ焙煎所に初潜入!
コーヒーの香りが漂う清潔な空間でした。

さて、いよいよ焙煎所に初潜入!

焙煎所は、15坪の広さ。
きびきびと仕事をされているスタッフさんとともに
コーヒーのいい香りが室内に漂っています。

これだけでも、気分が上がってきます!

20160121092728.jpg

右側には、FUGLENさんが仕入れているいろんな国
のコーヒー豆が、麻袋に入った状態で詰まれています。

麻袋は、インテリアとしても使いたくなるような
無骨ながら可愛いデザインのものもいっぱい。

植物の鉢をくるんだら、いい感じになりそうで、
ついつい欲しくなります。

20160121094350.jpg

焙煎した豆を入れるバケツは、"BRUTE"という
アメリカブランドのポリバケツ。
シンプルでとてもかっこいいですね。

20160125031613.jpg

室内は余計なものがない、いわゆる"作業場"ですが
無機質になりすぎない様に、アートや本を飾って、
インテリアも楽しまれている様子。

20160121094410.jpg

ポップカラーのアートポスターや、

20160121094452.jpg

コーヒー豆の家計図のようなアートもありました。

20160121094524.jpg

仕事になりすぎない様に、職場にも遊び心が加え
られているのが、"暮らし"を大切にする北欧らしい
アプローチです。

大型焙煎機で、実際に焙煎しているところをチェック!

室内でひときわ目立つのが、コーヒー豆の焙煎機。

パソコンとつながっていて、システムを使って
正確な焙煎を行われているそう。

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ざーざーと音を立てて回りながら、豆がどんどんと
焙煎されていきます。

20160121094609.jpg

焙煎された豆は、どばーっとBRUTEに移され、

20160121095828.jpg

こんな風に焙煎されていました。
浅煎りで、豆が薄い色をしていますね!
出来上がりは、とってもいい香りがします。

20160121095913.jpg

さぁ、いよいよ本題。
取り扱う豆を決定するために、コーヒー豆の"カッピング"

さて、いよいよ今日の本題の豆選び。

リセノ東京では実際にカフェで提供するので、
現在使用しているサーカスコーヒーさんの豆と
違った特徴を持つ豆を選ぼうと思います。

カッピングを指導してくださるのは、FUGLENの
矢崎さん。僕たちとの出会いのきっかけになった方です。

カッピングの手順は、

1. 計量する
2. お湯を注ぐ
3. 香りをかぐ
4. スプーンで撹拌しながら香りをかぐ
5. 上澄みをスプーンで取り除く
6. コーヒーを口にふくむ

の流れ。

まずは、試飲用の豆をしっかりと正確に測っていきます。

20160121100128.jpg

一粒単位で、正確に測っていきます。

20160121100147.jpg

今回は、FUGLENさんの現在の取り扱い豆から、
おすすめの4種類をカッピングしていきます。

20160121100203.jpg

カッピングでは、ミルで挽いた豆をフィルターに
通さずに、直接お湯を注いでいきます。

20160121100227.jpg

これでカッピング準備が完了。
まずは鼻を近づけて香りを味わい、
続けて、スプーンで攪拌しながら再度香りを味わいます。

20160121100310.jpg

そして、うわずみをスプーン2本を使って、
丁寧に取り除いていきます。

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そして、最後にコーヒーを口に含み、味と香りを
楽しみます。

バイヤー・ナカムラも、矢崎さんに習って、
香りを味わっていきます。

香りの時点でも4つの豆にはかなり違いがあり、
やっぱりコーヒーは香りも楽しむものだと実感しました。

20160125121841.jpg

香りをチェックした次は、味をチェック。
「ずずずーっ」と音を立てながら、コーヒーと空気
を一気に口に含んでいきます。

音が出るので行儀はよくない飲み方ですが、
こうすることによって、口の中に香りがさらに広がります。

口に含んだコーヒーは、左手にもった空きカップに
ペッと吐き出してもいいのですが、ナカムラは、そのまま飲んでました。

「ついつい美味しいから、飲んじゃった!」

という欲張りな答えに、その場が笑いに包まれました(笑)

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こんな風に4つの味の飲み比べを、数回繰り返していきます。

カッピングは、豆の産地や、焙煎具合による香りと
味の違いがよく分かり、とても良い経験になりました。

カッピングの感想をお互いに言い合いながら
一番リセノに合う豆を選んでいきます。
その結果、ひとつは酸味が特徴的な「HUNKUTE」に決定!

「果実味」が特徴で、深煎りで提供している
サーカスコーヒーさんとそれぞれが引き立つような
セレクトにしました。

20160121100359.jpg

このほかにも、東京店・京都店で販売するための
豆を2種類選び、計3種類をリセノで購入いただける予定です。

取り扱う豆の詳しい情報は、次週のマガジンで
詳しく説明していこうと思います。

また、2月7日(日)には、リセノ東京店において
FUGLENさんからゲストバリスタをお招きし、試飲会を開催します。

こちらも詳しい情報は、次週お届けします!

じっくりとコーヒーを楽んで、今回の訪問は終了。
初体験の焙煎所訪問は、とっても豊かな時間でした。

コーヒーを淹れていただいて、さらに豆の詳しい
情報や、FUGLENさんの活動などをお伺いしながら
今回の訪問は終了。

とても勉強になるとともに、リセノ東京店での
提供がさらに待ち遠しくなる1日でした。
提供しながらのコーヒー談義ができる日が楽しみです。

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長い時間にわたって、カッピングを指導いただき、
様々なお話をお聞かせいただいたFUGLEN・矢崎さん、ありがとうございました。

FUGLEN TOKYOもとても豊かな時間を過ごせる
おすすめカフェなので、情報を載せておきます。
気になる方は、ぜひ行ってみてくださいね。

お店の基本情報

店名Fuglen Tokyo(フグレン・トウキョウ)
住所東京都渋谷区富ケ谷1-16-11
電話番号03-3481-0884
営業時間7:00-18:00

月・火 8:00~22:00
水・木 8:00~翌1:00
金 8:00~翌2:00
土 9:00~翌2:00
日 9:00~翌1:00
URLhttp://www.fuglen.com/japanese/

それでは、来週の豆&試飲会情報をお楽しみに!


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