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カーテンのひだとは?
種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

こんにちは、商品部の大原です。

お引越しや模様替え、
みなさんはカーテンを選ぶとき
なにを意識して購入されますか?

便利な既製品や色などから、
お好みに近いものをなんとなく選ばれる方が
ほとんどではないでしょうか。

カーテン選びにおいて、
色や素材に比べて見落としがちであるのが
「ひだ」について。

せっかく買い替えるのなら
ぐっと、こだわりの雰囲気に
近づけるものに仕立てたいですよね。

そこで今回は、ひだの種類と
それぞれから受ける印象の違いを
メリット・デメリットを踏まえながらご紹介します。

カーテンの「ひだ」とは?

ひだ(アップ).jpg

まずは「ひだ」についてご紹介します。

ひだとは、その名のとおり
「折り目」や「プリーツ」のこと。

ひだ(引き).webp

カーテンにおいては、上部の生地を
つまんだことによりできる
ドレープ(たるみ)度合いの指標となります。

ひだの役割

ひだには、以下のような3つの役割があります。

  • カーテンを開けて窓の端に寄せた際に、生地がコンパクトに収まる。
  • 波打つようにドレープが形成され、見た目が美しくなる。
  • ドレープがあることで、レースカーテンとの間に
    空気層がつくられ、遮光性や保温性が高まる。

ひだの有無や仕様によって、
それぞれの持つ魅力や特徴が異なります。

より理想の雰囲気に近いものを
メリット・デメリットを踏まえて選ぶことが大切です。

ひだの種類

リセノでもオーダーカーテンを販売しており、

  • フラット(ひだなし)
  • 1.5倍ひだ
  • 2倍ひだ

の3パターンで縫製が可能です。

今回は、こちらの3種類の特徴について解説いたします。

カーテンの種類① 窓まわりがすっきり「フラットタイプ」

ひだ(フラット).jpg

フラットタイプ(ひだなし)は、
ストンと直線的に生地が下に落ち
カジュアルですっきりした印象を得意としています。

そのため、お部屋の雑多な印象を解消したい方や
カーテンの印象を控えめにしたい方におすすめです。

フラットタイプのメリット

1. 窓まわりがすっきりする

フラットタイプは、ひだのない
平面な仕様であることから壁の延長のようになり、
お部屋の輪郭を整えてくれます。

雑多な印象を打ち消してくれるので、
物が多いものの収納の確保が難しい方などは、
動きの印象が控えめなフラットタイプで
情報量を最小限にする工夫もあります。


2. 価格が抑えられる

窓枠分のみの生地で縫製するため、
生地の使用量が少なく、他のタイプに比べると
手に取りやすい価格でのオーダーが可能です。


フラットタイプのデメリット


1. 単調な印象となりやすい

インテリアを邪魔しない
すっきり感が強みではありますが、
ミニマムな印象になりやすくもあります。

空間を垢抜けた印象に仕上げるには、
複雑性のあるアイテムを取り入れること。

お部屋のなかにメリハリが生まれ
シンプルながらもお部屋に
奥行き感をもたらすことができます。


2. 折り目がないため、シワが目立ち
やすい

カーテンの全面がお部屋向いています。

そのため、開閉時など日々のご使用のなかでついた
シワが目立つことも。

視覚的なストレスが気になられる方は、
自然素材のカーテンを選ぶのがおすすめ。

自然素材で縫製されたカーテンは、
元から生地に風合いやくたっとした表情があるため
シワなどを目立ちにくくすることができます。

カーテンの種類② スタンダードな「1.5倍ひだ」

ひだ(1.5).webp

1.5倍ひだは、程よいドレープ感の見心地もよく
お部屋のコーディネートを邪魔せずも、
ゆったりとした雰囲気を叶えてくれます。

みなさまのご自宅もオーダー、既製品に限らず
1.5倍ひだをご愛用の方がほどんどではないでしょうか。

どんなインテリアの邪魔にならないないため、
カーテンを主役にしてのコーディネートに自身がない方や
単調な印象を防ぎたい方におすすめです。

1.5倍ひだのメリット


1. さりげなく空間に動きをもたらしてくれる

ひだの感覚が広く、程よいドレープ感があります。

カジュアルな要素を持ちつつ、
なだらかな華やかさや柔らかさがあり
日本のどんな住宅にも馴染みやすいところが魅力です。

また、リビングに寝室と取り付ける場所を
選ばないことも同様の強みのひとつです。

1.5倍ひだのデメリット



1.こだわりを表現しにくい

先のとおり、スタンダードで普及率の高い1.5倍ひだ。

見心地のよいゆったりとしたドレープ感が美しいですが、
「こだわり」を表現するのは難しい一面も。

お部屋を垢抜けた印象にしたい方は、
素材に抜け感や風合いのあるものを選ぶことで
お部屋に複雑性を落とし込むことができます。

レピテーション.jpg

また、あらゆるインテリアや
住宅に馴染むというメリットを活かし、
レピテーションの要素として
自然素材のカーテンを選ぶのもおすすめです。

カーテンの種類③ プリーツが美しい「2倍ひだ」

ひだ(2).jpg

2倍ひだは、その名のとおり
通常の仕上がり幅の2倍の生地を使っているため、
しっかりとウェーブ感を感じることができ
上質で垢抜けた印象が特徴です。

空間の雰囲気をぐっと底上げをしてくれるので、
奥行き感のあるお部屋がお好みの方や
なんとなくお部屋が淡白に感じられる方に
おすすめです。

2倍ひだのメリット

1.上質な印象になる

ひだが細かく入っているため、
凹凸による奥行き感がでて
ぐっとお部屋に表情が生まれます。

単調な印象にならないことから、
上質さと複雑性のある美しい空間になります。

2.遮光性や保温効果に優れている

2倍の生地を使用していることから、
レースカーテンとの間に複数の空気層ができ、
他のタイプに比べると遮光性や
保温効果に期待ができます。

2倍ひだのデメリット

1.価格が大きくなる傾向がある

他のタイプと比較すると、
生地の使用量から価格が大きくなる傾向があります。

「せっかくだから、
全てのお部屋の
カーテンを統一したいのに...」という場合は、
お部屋ごとに、ひだを選び分けることで
価格を抑えることができます。

ひだ(寝室3).jpg

例えば、来客のあるリビングには上質な2倍ひだ、
ゆったりした時間を過ごす寝室では1.5倍ひだなど。

全てのカーテンを同じ仕様に揃える必要はないため、
ご理想の過ごし方などからも
お好みのひだをお選びくださいね。



2.重たい印象になる

常に、視界のなかにあるカーテン。

上質で垢抜けた印象が魅力の一方で、
その生地量からお部屋の印象が
重たく感じることがあります。

それも分厚い生地のカーテンなら、ひとしお。

重たい印象が気になられる方は、
生地を工夫してみましょう。

リネンやコットンなどの
自然素材でできたカーテンなどであれば、
2倍ひだのメリットである
「上質な表情」を取り入れつつも、
重厚感の軽減することができます。

「ひだ」の特徴を理解して、窓まわりを快適に整えましょう。

ひだ(l).jpg

それでは、今回のおさらいです。

  • フラット(ひだなし) 
    シンプルですっきり。窓まわりをすっきり整えたい方に。
  • 1.5倍ひだ
    柔らかく、どんなお部屋にも馴染むものを選びたい方に。
  • 2倍ひだ
    表情を取り入れて、上質な空間に仕上げたい方に。

意外にもお部屋の広い面積を占めるカーテン。

いつでも目線に入るため、
お部屋全体の印象を決める
実は重要なインテリアアイテムです。


それぞれ「ひだ」の特徴をご参考いただき、
ご理想の空間にマッチしたカーテンを
お選びいただけますとうれしいです。

サンプルもご用意しておりますため
ぜひ、実際の光の入り方や風合いをご確認ください。


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【ドレープ】リネンカーテン Mar

¥ 11,000 ~


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【ドレープ】ヘリンボーン柄カーテン Carly

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