VIDEO魅力を紐解く動画
北欧ヴィンテージの趣を感じるダイニングこたつテーブル「FAM/RD(ファムレッド)」。天板裏の輻射(ふくしゃ)式ヒーターが、足元をじんわり温めてくれます。
おすすめポイントを動画でご覧ください。FEATUREおすすめポイント
「ダイニングテーブル」として美しく、
冬には優しい「暖かさ」を。
近年、インテリア好きの方の間では、無垢天板の木製ダイニングテーブルの人気が高く、様々な家具メーカーから、多くの製品が発売されています。
シンプルな木製ダイニングテーブルは、家具ブランドとしての王道の製品というか、ブランドの顔というか、いわゆる「芯」にあたる様な存在だと思います。
定食屋さんでいうところの「だし巻き卵」みたいなお店の「芯」として当たり前にあって、定番として長く愛される、お店の象徴みたいなイメージです。
Re:CENO productでも、そんなブランドの顔になる「シンプルながらも、美しいダイニングテーブル」を作ろうと、様々なデザインを描いてきました。「シンプルなダイニングテーブルを作りたい。けれど、他社が販売しているのと同じ様な製品を、わざわざ同じ様に発売して、お客様にメリットがあるのか......」
常に意識している家具づくりのコンセプトは、「心地のいい」「長く愛せる」家具です。
リセノの家具は、一見ほかとさして変わらないけれど、いつもと変わりない日常を快適に変えてくれて、それによって、暮らす人との関係を良くしてくれたり、リラックスして体を休められたり。そんな家具を提案していきたいのです。
この基本に立ち返ったときに、なかなか納得のいく良い答えを見つけられず、立ち止まっていました。シンプルで長く愛せるテーブルということは、素材もサイズも、デザインも、やりすぎないことが必須です。
だからこそ「心地のいい」「長く愛せる」工夫は、素材やデザイン以外である必要があります。これが非常に難解でした。
そんな時に、リビングのこたつとして昨年発売した「FAMローテーブル」が、多くのお客様に広く愛されたことが、発想の転換のきっかけとなりました。
FAMは、リビングテーブルとして、年中愛せる美しいデザインでありながら、冬の寒さ対策として「こたつ」機能を盛り込んだ製品です。無垢天板のテーブルに遜色のない見た目でありながら、冬の生活の「不」も合わせて解消するこの製品は、お客様から満足度の高いお声を多くいただき、自信をもってお勧めできる製品になりました。
「こたつはリビングで使う物という先入観を外して、ダイニングがこたつで暖かければ、自然と家族が集まってきて、会話が増えたりするかも......?」
「ダイニングの圧迫感を感じにくい様に、細く見えるデザインに設計すれば、小さなダイニングを広く感じられて、より快適に過ごせるはず!?」
「広くて、暖かいダイニング。これっていいよね!」
日々の食事をより良く、楽しく、快適にしながらも、シンプルなスタイルで、長く飽きずに愛せる。ブランドの顔となるダイニングテーブルの道筋が見つかり、ついに製品開発がスタートしたのでした。
細く伸びるテーパード脚と船底天板で、
「ダイニングの圧迫感」を軽減します。
さて、まずは、圧迫感を軽減するデザインについて、紐解いていきたいと思います。
ダイニングの中心に大きな面積で置かれる事で圧迫感が生まれ、ダイニングを狭く感じる原因になるのが、ダイニングテーブルです。この「圧迫感」をできる限り軽減することで、心理的にダイニングを広く感じられ、暮らしにもゆとりを感じることができます。
この圧迫感を減らす工夫は、2つあります。
1つは、テーパード(上から下へ次第に細く)の脚デザインにすることにより、より脚の細さを強調し、軽やかなデザインに仕上げています。
脚が細いことで、物理的にも足元が広くなるので、さらに快適に過ごせます。
また、もう1つの設計の工夫は、天板のフチ部分を「船底天板」という仕上げにしています。天板の途中から斜めにテーパードが入っている仕様で横から見たときに、より天板が薄く、スタイリッシュに見えます。
「テーパード脚」と「船底天板」の2つの意匠。
この2つの意匠により、同じ大きさのテーブルでありながら、ダイニングに圧迫感を感じづらくなる様に仕上げ、ダイニングを広く感じられるようにしています。
「節あり突板」と「無垢オーク」を使った
シンプルで美しい天板デザイン
天板は、節ありのオーク材突板です。突板とは、木を薄くスライスしたもので、天板表面にこの突板を貼付することで、無垢の木のような意匠を得ることができます。
今回採用したのは、突板の中でも珍しい「節あり」仕様です。
節部分というのは、木の枝の根元部分になり、木材としては穴が開いたり、美しくないという理由で、昔は捨てられてきた部分です。近年は、この節の荒々しさが魅力的だという見方が家具業界でも広がり、人気を博しています。
ただ、無垢の節ありというのは多いのですが、突板で節部分を薄くスライスするというのは、なかなかに難しく、あまり見かけません。
今回は、その「節あり突板」を工場の技術力により使用できたことで、無垢テーブルと見まがう様な意匠に仕上げることができました。こたつは天板にも熱が加わるために、無垢の天板は反りや割れが出る可能性が高く、採用できません。
その制約の中でも、美しい天板を実現でき、シンプルながらも王道のダイニングテーブルに仕上げました。
天板にはウレタン塗装を採用しているので、水や熱に強く、メンテナンスの必要もありません。
また、ウレタン塗装ながら、輝度を抑えた仕上げに調整をしていて、ウレタン塗装独特のテカテカとした仕上げにせず、落ち着いたマット感を感じられる様に仕上げています。
無垢ダイニング好きの方にも、ぜひご覧いただきたい美しくも、手のかからない利便性も実現しています。
布団いらずの「光輻射熱ハロゲン管ヒーター」で、
冬の足元を優しく暖めます。
今回採用したのは「光輻射熱ハロゲン管ヒーター」です。
輻射熱式のヒーターは、空気を直接暖めるのではなく、赤外線が当たった対象物(人や床など)を暖め、その暖められた対象物が、その周囲の空気を暖めます。温風が出ないので、空気を汚さず、乾燥しにくいことがメリットとして挙げられます。
また、立ち上がりにすぐ暖まるのも嬉しいポイント。なかなか暖まらないのはイヤですもんね。
デメリットとしては、こたつ布団なしで使う仕様ですので、布団ありのこたつほど「ぬくぬく」というまでは暖かくなりません。優しく暖めてくれる仕様です。
ただ、冬場は、足元が暖かいだけでもずいぶんと体が暖まりますから、エアコンをガンガン付けて、空気が乾燥して喉に悪い...... みたいなのが嫌いな方には、うってつけの仕様だと思います。
また、このヒーターは、国内メーカー品ですので、故障やトラブル時のサポート窓口もあり、安心してお使いいただけます。
冬以外の季節はヒーターの取り外しも可能です。コンパクトなサイズですので、付けたままでも足元の邪魔にはならないと思いますが、気になる方は外してご使用いただければと思います。
ヴィンテージレッドのダイニングに合う
おすすめのチェアをご紹介します。
北欧のヴィンテージよく見られる、赤みがかった家具。「ダイニングこたつテーブル FAM/RD」は、そんなヴィンテージ家具の趣を感じさせてくれます。
「どんなチェアが合うの?」「なんだかハードルが高い...」など思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実は色んな家具とも気兼ねなく合わせられます。ここでは、様々なチェアとのコーディネートをご紹介します。
まずは「ダイニングチェア folk」のブラウカラー。ヴィンテージレッドは「赤みがかったブラウン」という位置づけなので、ブラウンの家具との相性は非常に良いです。
ブラウンの世界観がお好きな方は、お手持ちの家具に気軽に合わせていただけるかと思います。
こちらはナチュラルカラーのチェアとのコーディネート。「ダイニングチェア folk」と、不朽の名作「ダイニングチェア CH24 Yチェア」のミックスです。
ナチュラルに合わせると、ヴィンテージレッドが程よいアクセントとなって、ワンランク上の空間に。今のお部屋に物足りなさを感じている方におすすめです。
最後は「ダイニングチェア folk」のブラックと合わせました。北欧の上質さを感じる、上級者におすすめのコーディネートです。
ブラックが入ることで、一気に空間は引き締まります。チェアだけでなく、照明や小物にもブラックを取り入れると、全体がうまくまとまります。
明るく爽やかな「ナチュラル」、
落ち着きのある「ミッドブラウン」もございます。
クリアウレタン塗装で仕上げた、爽やかな印象の「ナチュラル」もございます。爽やかな木目が、団らんの場を明るい雰囲気に変えてくれます。
スタイリッシュな佇まいでありながら重くなり過ぎず、軽快な空気感を演出。趣ある表情でナチュラルヴィンテージテイストのインテリアにも溶け込みます。
こちらは落ち着きを感じさせる「ミッドブラウン」。
深みのある木目が、リビングを趣ある雰囲気に変えてくれます。どこか懐かしさを感じさせる佇まいは、オリーブやキャメルなどのカラーと相性がよく、ナチュラルヴィンテージテイストにぴったりな仕上がりになっています。
「心地」を備えた、
Re:CENOの暮らしに寄り添う家具づくり
「Good feeling design(心地のいいデザイン)」「Long life devise(長く使える工夫)」は、Re:CENO productが掲げるコンセプト。
Re:CENOの人気シリーズ「NOANA」「WIRY」「folk」「R.U.S」「AGRA」「culum」と同じく、「FAM」もこのコンセプトのもと開発されました。材質や色、生地など、細部にまで想いを込めたこれらのアイテムは、形こそ違えど常にリンクし合っています。
一つの空間にコーディネートされた時、見た目のかっこよさや統一感だけでなく、「心地」を備えたディテールや機能性をきっと感じていただけるはずです。